“貧乏なおばあさんの国”にならないためにできること… | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

名古屋の結婚相談所プリヴェールの大津です。

山田昌弘さんの著書『「婚活」時代』が２００８年に出版された５年後、

２０１３年に『「婚活」症候群』が出版されました。

『「婚活」症候群』の中に、変衝撃的な内容がありました。

それは、『自活できない未婚女性が大量に出現する暗い未来』（山田・白河,２０１３,ｐ９４）

という見出しで始まります。

その中に、

「９０年生まれの女性は今２３歳ですが、

彼女らは５０歳の時点で５人に１人が未婚で、３人に１人が子どもを産まない

という予測があります（国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」２００６年調査より）」

（山田・白河,２０１３,ｐ９４）

“いつか結婚して夫に養ってもらうつもり” でいる女性が、結婚できないとどうなるのでしょうか…。

未婚女性の今現在は、実家暮らしで何も困っていなかったり、

一人暮らしでも今の仕事でとりあえず生活はやっていけている方がほとんどでしょう。

しかし親はいずれ亡くなりますし、

現在の仕事が正社員の方で６０歳の定年まで勤められたとしても、

年金の支給が開始される６５歳まで５年間の待機期間は貯金で生活しなければなりません。

正社員の方ならまだしも、現在パートやアルバイト、非正規社員、派遣社員など、

不安定な立場の方がずっと独身のままだと、老後はどうなるのでしょうか。

それに対し、山田昌弘氏はこのように述べられています。

「働けない（自分で稼げない）未婚女性が大量に出現して、

国のお世話になっていくということです。」

（山田・白河,２０１３,ｐ９４）

「誰かが養ってくれないと暮らせない人たちがどんどん年をとって、

国のお世話になっていく。

日本は“貧乏なおばあさんの国”になってしまうのではないでしょうか。」

（山田・白河,２０１３,ｐ９５）

ドキッとされた未婚女性の方、いますよね。

これに対する打開策は何でしょうか。

婚活中の女性ならば、その打開策こそが「結婚」でしょうか。

私はそれも一つの道だとは思いますが、それだけではないと思います。

ではどうすれば、山田氏の言う「貧乏なおばあさんの国」にならないのか。

本書の中で山田氏の答えも記されていますが、それはぜひ、本書をお読みになってみてください！

今回は私なりの答え、と言いますか、思いでまとめさせて頂きます。

◎結婚は逃げ道ではありません。まずは女性自身が自活しましょう。

キャリアウーマンになれという意味ではありません。

キャリアウーマンでも、そうでなくても、

自分の人生は自分で支えられるように一生働き続ける覚悟を持ち、

自分の人生は自分で切り開いていく意識をもつということです。

◎上記のことと重複しますが、経済的に男性に依存しない。

◎理想の年収の男性を探すのではなく、

「相手の年収＋自分の年収＝理想の年収」を目指しましょう。

◎「専業主婦になりたい」、「子どもがうまれたら家庭に入りたい」、

などの条件は、結婚してから夫とともに相談し、

その都度の状況で柔軟に対応していけば良いこと。

それだけを目的に相手を探そうとすると、結婚が遠のいてしまうかもしれません。

◎「自分を幸せにしてくれる人」を探すのではなく、

「自分が幸せにしてあげたいと思える人」、

「一緒に幸せになるために助け合いたいと思える人」、

との出会いを大切にすると、相手がみえやすくなってくるでしょう。

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