「没イチ」という生き方~伴侶と死別した人々が笑顔になるために~
2021.03.11 |
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名古屋の結婚相談所プリヴェールです。
2017、NHKの『クローズアップ現代』という番組で、
「没イチ(ボツイチ)」について放送していました。
没イチとは、配偶者と死別し一人暮らしになった人のことです。
没イチの方が配偶者の死後どのような生き方をしているのか、番組の中からご紹介します。
◆急増する没イチ人口
総務省国税調査によると、1990年~2015年の25年の間に、没イチ人口が1.5倍にもなっているとのことです。
1990年は560万人だったのが、2015年には864万人にも上りました。
これから超高齢化社会に入るので、没イチ人口は増える一方という見込みです。
現代は核家族化になっているので、シニア世代の配偶者の死は即、シニアの一人暮らしに繋がります。
これまでに地域社会との関りを持たずに生きてきた人にとっては、
配偶者の死後は、突然社会の中でも孤立した状態になってしまうということが危ぶまれています。
◆「没イチの会」の発足
東京には、「立教セカンドステージ大学」という、
50歳以上のシニアのために「学び直し」と「再チャレンジ」を目的とした大学があります。
立教セカンドステージ大学の講師・小谷みどりさんの呼びかけで、「没イチの会」が誕生しました。
配偶者と死別したという同じ境遇の人々との交流会なので、
そこではこれまで人に話しずらかった内容も隠さずに話すことができます。
人に話し、聞いてもらうことで、気持ちの整理がつき新たな人生を生き直す勇気が出てくるそうです。
発足人の小谷さんは、
「死別=かわいそう、という世間の受け止め方を変えたい」
「配偶者の死は悲しいことだけれど、それを乗り越えることで、新しい人生を生きなおすことができる」
ということを話されていました。
没イチの会に出会うまでは、
“自分が生きているのか死んでいるのかもわからなかった”
“支えてくれるものがなく、仕事もなく、目的もなく、居場所もない”
という方々が、そこで出会った同じ境遇の人と心を通わせていく内に、
悲しみを乗り越えて生きる楽しみを見つけることができた、
とお話されていたことが印象的でした。
◆配偶者と死別後の男女の生活の違い
第一生命研究所調べによると、配偶者との死別後、残された男性と女性とでは、生活の違いがあります。
【外出する時間が増えた】
●女性…50%
●男性…32.8%
【一日中誰とも話さない】
●女性…27.4%
●男性…39%
【幸福度(10点満点)】
●女性…8点
●男性…5点
こうしてみると、女性は配偶者との死別後の外出が増え、幸福度も高いことがわかります。
夫のために家事をするというお世話がなくなったことで、自分の時間ができたことが関係しているのです。
自分も働きながら子育てをし、
両親や義両親の介護や看取りをし、
定年して家にいる夫の昼食を作りお世話し、
ずっと家族のために尽くしてきた女性にとっては、
夫の死後ようやく自分の自由な時間を持つことができた、
という方も少なく無いようです。
一方男性は、定年後、とくに地域社会との関りもなく家で妻とだけ過ごしてきた人にとっては、
妻の死後は突然孤立してしまいます。
そのため男性は、妻が元気なうちから、定年後も妻以外の人との関りを持ち、
地域の中で活動していくことが大事なのです。
◆中高年の婚活事情
没イチの中高年の方で、婚活をする方が急増しています。
没イチの方は結婚に対するネガティブなことがないために積極的に婚活できる方が多いのです。
しかし、配偶者探しは以下のような理由から、一筋縄ではいきません。
・子どもの反対
➡相続財産が減る
➡義親の介護の負担
・遺族年金が減る
このような理由から、再婚したいけれど再婚に踏み切れないという方が多いのも実情です。
そこで今注目されているのが、再婚して同居をするということではなく、
同居を前提としない、再婚せずにパートナー関係を持つ ということです。
籍をいれないことで、相続の問題もなく、子どもにも負担をかけることがない、という理由です。
◆パートナーがいることで人生が楽しくなる=健康寿命が延びる!
日本は寿命が長いことで知られていますが、
これからの超高齢化社会の中で単に「寿命が長い」だけではいけません。
大事なのは、「健康寿命が長い」ということです。
健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。
平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約13年の差があると言われています。
いくら寿命が長くても、入退院を繰り返したり、寝たきりの状態は、できる限り避けたいですよね。
没イチの方(特に男性)は、食生活がいっきに変わり、
そこから体調を崩される方もいらっしゃるでしょうし、
伴侶との別れという精神的な辛さからいっきに心身ともに不調になる方もいらっしゃいます。
そんなとき、
話を聞いてくれる誰か、
毎日挨拶のできる誰か、
一緒に食事を楽しむことのできる誰か、
一緒に散歩に行ける誰か、
がいれば、人生がまた明るく楽しいものになりますよね。
伴侶との悲しみは、3年あれば乗り越えられるといいます。
いつまでも悲しみに暮れて寂しい人生の最後を送るよりも、
笑って人生の最後を送るほうがいいですよね。
私共プリヴェールでも、「シニア婚活」にも力を入れていますし、
シニア世代のパートナー探しを応援しております。
相続の問題や、お子さんの問題などから再婚を躊躇われる方には、
「籍はいれないけれど、人生を一緒に楽しむパートナー」との出会いをお勧めしています。
心を通わせる相手がいることで毎日に張り合いができ、生きがいができます。
認知症予防にもなりますし、気遣い合う相手がいることで、
健康にも気を付けることができるので健康寿命も延びることでしょう。
悲しみを乗り越え、勇気を持って一歩外の世界に出ることで、
「自分らしく生き直す」ことができます。
番組の中で、妻と死別した没イチの男性が、
「再婚をするなら相手に何かを求めることはしたくない。
料理をしてもらう、看取ってもらうなどの功利的な考えの再婚はしたくない」
というようなことをお話されていたのがとても印象的でした。
“相手に何かをしてもらうための再婚” ではなく、
“自分が相手に何をしてあげられるか” を大切にできる再婚が望ましい
ということだと思います。
これは、再婚だけに限らず結婚でも同じことが言えると思います。
人はついつい見返りを求めてしまいますよね。
でも大事なことは、「あなたは私に何をしてくれるの?」ということではなく、
「私はあなたに~をしてあげられるよ。~をしてあげたい。」ということなんですよね。
没イチの方も、人から、社会から、何かをしてもらうために生きるのではなく、
自分が今から社会にどんな社会貢献ができるのか、
これから出会う人にどんな喜びをもたらすことができるのか、
と考えたほうが、より有意義な人生の最後を送れるのだろうなと知ることができました。
自分が誰かの役に立つということは、それだけで生き甲斐になりますよね。
没イチとう生き方、かわいそうとか寂しいとかだけではなく、
自分の想い一つで自分らしく生き直すことができるということを、多くの没イチの方に知っていただき、
これからの人生を自らの力で幸せなものにしていただきたいと思います。
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