アドラー心理学⑤『嫌われる勇気』を婚活に生かす～共同体感覚・自己受容～ | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

名古屋の結婚相談所プリヴェールの大津です。

アドラー心理学『嫌われる勇気』（著：岸見一郎、古賀史健）を元に、

これまで４ツのコラムをご紹介してきました。

１回目：原因論と目的論

２回目：変わる勇気・幸せになる勇気

３回目：劣等感は自分の思い込み

４回目：課題の分離

とアドラーの説く代表的な考え方をご紹介してきましたが、

いよいよ、アドラー心理学の真髄ともいえる共同体感覚に入ります！

今回は、共同体感覚を説明するうえで重要なキーワード、

「自己受容」・「他者信頼」・「他者貢献」の中から、

「自己受容」についてです。

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（『嫌われる勇気』より一部抜粋）

共同体感覚とは・・・

幸福なる対人関係のあり方を考える、もっとも重要な指標です。

つまり「社会への関心」です。社会とは「わたしとあなた」の二人の人間から始まります。

共同体感覚を身に着けるには、

「自己受容」・「他者信頼」・「他者貢献」

この３つのキーワードが重要になり、この３つがワンセットで働きます。

自己受容とは・・・

まず先に、自己肯定とは、できもしないのに「私はできる」「私は強い」と自分に暗示をかけることです。

それは優越コンプレックスにも結びつき、自らに嘘をつく生き方とも言えます。

自己受容とは、「できない自分」をありのままに受け入れ、なるべくできるように前に進んでいくことです。

自らに嘘をつくものではありません。

また、「肯定的なあきらめ」という言葉も使っています。

「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極めることが必要になります。

人は、自分に「何が与えられているか」については変えられませんが、

「与えられたものをどう使うか」については自分の力によって変えていくことができます。

「ありのままの私」を受け入れ、変えられるものは“変えていく勇気”を持つことが自己受容です。

自己受容のできる人は、「自分には価値がある」と感じることができます。

“私は～ができるから自分には価値がある”という考え方ではなく、

“何もできなくても、私は私しかいないのだから、そこから始めよう”

という肯定的なあきらめの捉え方です。

この捉え方ができると人はとても楽になると思うのですが、そうは簡単にいかないのが人間。

「自分には価値があると思ってはいけないのだ」と決めて考えている人もいます。

婚活中の方にあてはめて考えてみます。

例えば、お見合いや婚活パーティーで気になる人、好きな人ができたとします。

自己受容のできている方ならば、その人との関係を築いていくために、様々なアプローチをしますよね。

それが婚活なのですから。

しかし、自己受容のできない方・自分には価値がない、価値があると思ってはいけないと決めている方は、

気になる人・好きな人ができてもそこで止まってしまい、

関係を築ていくための行動ができません。

なぜならば、

・自分の気持ちを伝えても、相手は自分を好きにならないかもしれない。

・フラれる経験をするくらいなら、初めから関わりたくない。

・関わらなくていい理由を持つために、自分に価値がないと思おう。

と、無意識の内に決め込んでしまっているからです。

前回、課題と分離でお伝えしたように、

の方は自分の課題と相手の課題の線引きができていない為にこのような考え方になってしまっています。

自己受容をする為には、「ありのままの自分」を受け入れる勇気・変えていく勇気

をもつことが大切なのです。

まずは、ありのままの自分を受け止められていなかったとうことを「認める勇気」を持ってみてください。

そこからが始まりだと思います。

アドラー心理学、何かにつけて、勇気、勇気と出てきますね。

アドラー心理学と出会うまでは、自分の人生において勇気を持つなんて、深く考えたことはありませんでした。

自分を受け入れる勇気・自分を好きになる勇気・自分を変えていく勇気…。

すぐにはできなくても、それをまず意識することから始めていけば、

徐々に自分のものになっていくのでは…と思います。

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アドラー心理学④『嫌われる勇気』を婚活に生かす～課題の分離～