アドラー心理学④『嫌われる勇気』を婚活に生かす～課題の分離～ | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

名古屋の結婚相談所プリヴェールの大津です

【アドラー心理学『嫌われる勇気』を婚活に生かす】

をテーマにこれまでに３ツのコラムをお伝えしてきましたが、

今回は課題の分離についてです。

課題の分離について重要な箇所を抜粋します。

①われわれは「これは誰の課題なのか？」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある

②他者の課題には踏み込まない。あなたの課題は相手を信じること。

そして、あなたの期待や信頼に対して相手がどう動くかは、他者の課題。

③自らの人生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」それだけです。
一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。
これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。

具体的に、婚活中の方によく見られる傾向を当てはめて考えていきます。

お見合いをする前に、「どうせ自分に会ってもがっかりされてしまうだろうから…」と思っている方。

お見合いをした後に、「自分はまた会いたいけれど、相手は断ってくるだろうから…」と思っている方。

こういった消極的な思考の方は、何回お見合いをしてもマイナス思考のサイクルから抜け出せず、

どんどん悪い方向に落ち込んでいってしまうことがあります。

自分に自信が持てないから、自分の条件は良くないだろうから、

と様々な理由があってのマイナス思考かもしれませんが、

お相手があなたのことをどう思うかは会ってみないとわかりませんし、

会った後もお相手の本心はご本人にしかわかりません。

その為、お相手の意向を考えて思い悩んだり、

積極的な行動ができなかったりしてはあなたの可能性が狭められてしまい、

大変勿体ないです。

そこで、アドラーの課題の分離を当てはめてみましょう。

①われわれは「これは誰の課題なのか？」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある

お見合いの結果がどうなるのかというのは、お相手が結論を出すお相手の課題であり、

あなたの課題ではありません。

自分の課題ではないことをいくら思い悩んでも、結果は変わりません。

②他者の課題には踏み込まない。あなたの課題は相手を信じること。

そして、あなたの期待や信頼に対して相手がどう動くかは、他者の課題。

今回の他者の課題とは、お見合い相手があなたとの今後の関係をどうするかというお返事です。

お相手と自分との課題に線引きをせず、自分の希望を押し付けるなどお相手の課題に踏み込んでしまうと、

たちまちストーカー的な「介入」になってしまいます。

この段階であなたにできることは、お相手を「信じる」という課題です。

信じていても、自分の望む結果にはならないかもしれません。

しかしそれはお相手がご自身の課題について出した答えなので、あなたにはどうすることもできませんし、

望みが叶わなかったからと言って悲観する必要もないのです。

③自らの人生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」それだけです。
一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。
これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。

お相手があなたのことを好きになろうとならなかろうと、

それはお相手の課題であって、あなたの課題ではありません。

お相手からの評価を気にしているということは、

お相手の課題を「自分の課題」だと思い込んでしまっているということです。

他者と自分との課題の線引きをしないことには、他者の課題を不必要に抱え込むことになってしまいます。

例えあなたに好意を抱かなくても、それはあなたの課題ではありません。

「自分のことを嫌う人がいたとしても、それは自分の課題ではないから、

自分は自分らしく前に進み生きていくことこそが自由な生き方」

と考えられるようになると、しっかりと課題の分離ができていると言えます。

「嫌われたくない」というのはあなたの課題かもしれませんが、

あなたを良く思わない人がいてもそこに介入することはできません。

つまり、幸せになるには、「幸せになる勇気」を持ち、

その中には「嫌われる勇気」も含まれているのです。

これらの課題の分離ができると、あなたにふさわしい方がおのずと見えてくるのではないでしょうか？

お見合いで断られることを恐れて、

また嫌われることをとを危惧して自分らしい婚活ができていなかったとしたら、

それはあなたの課題ではありません。

自分の課題は何かを見つめ直し、

本当に自分にできること、自分がしなければならないことだけを考えて行動していけば、

あなたがどんな婚活をしたいか、またどんな結婚がしたいのかが見えてくると思います。

課題の分離、これからの婚活に、あなたの人生に、是非取り入れてみて下さい。

アドラー心理学③『嫌われる勇気』を婚活に生かす～劣等感は自分の思い込み～

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