「待つ力」～相手からの返事をせかさない、自分を信じて待つ力！～ | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

名古屋の結婚相談所プリヴェールです。

お見合いをした後、必ずしなければならないのがお相手へのお返事です。

お返事は、できればその日の内か翌日中に、遅くとも3日以内にするのがマナーです。

とはいえ、遅くなってしまうこともあるでしょうし、

自分が翌日中にお返事をしていると、

3日以内にお返事をもらっても、「遅い！」と感じることもあるでしょう。

お見合いにしろ、デートの日程決めにしろ、

「早くお返事が欲しい」「早く予定を組みたい。」と思うのは、

忙しい現代社会の中で過ごしている私たちにとって自然な気持ちです。

しかし、「早くしてほしい。」という気持ちを内に留めておけず外に出してしまう人、

つまり婚活パートナーにイライラをぶつけたり、せかしたり、

どうせ悪い返事だから遅いんだと悲観的になったりすることには何のメリットもありません。

なぜならば、それは自分の努力ではどうしようもないことだからです。

自分で努力のできないことに対して、気を揉んでも意味がありません。

アドラー心理学ではそれを「課題の分離」と言います。

お見合いの結果がどうなるのかというのは、結論を出すお相手の課題であり、

あなたの課題ではありません。

自分の課題ではないことをいくら思い悩んでも、結果は変わりません。

また、お相手の課題に踏み込んでしまうことは良くありません。

自分の課題とお相手の課題を線引きして、

お返事を待っている段階であなたにできることは「信じる」という課題のみです。

信じていても、自分の望む結果にはならないかもしれません。

しかしそれはお相手がご自身の課題について出した答えなので、

あなたにはどうすることもできませんし、

望みが叶わなかったからと言って悲観する必要もないのです。

お相手があなたのことを好きになろうとならなかろうと、

それはお相手の課題であって、あなたの課題では無い、ということです。

こういったアドラー心理学の「課題の分離」という観点から見ても、

お返事を待っている間できることは、「信じて待つ」ということです。

最近では、LINEなどの影響により、コール＆レスポンスの速さが求められるようになったからか、

「待つ力」のある人が少なくなってきたように思います。

「待つ力」を持つことで、結果が良ければ素直に喜べますし、

結果が悪くても「これは自分の課題の範囲外だ」と捉え、

無駄に落ち込むこともなくなるでしょう。

◆「待つ力」を高めると自分の魅力が増す！

努力家の人、向上心の高い人ほど、答が出ない状況や、立ち止まることに不安を感じます。

自分への意識が高く走り続ける人ほど、「待つ」ということは難しいのかもしれません。

しかし、「待つ力」のある人は、

他者からは「余裕がある」「落ち着いている」「穏やか」といった印象をもたらします。

そのため、努力家で向上心のある、意識の高い人が「待つ力」を身に着けると、

これまでに以上に魅力的になるのです。

◆「待つ力」のある人は、自分の未来を信じられる人

アドラー心理学の「課題の分離」の中でも触れましたが、

「待つ力」は「信じる力」とも言えます。

例えば、婚活を一生懸命に頑張っているのになかなかうまくいかない、

そういった時に「いつか良いご縁がある」、「努力した結果が出る」と、

自分を信じて待ってあげられたり、

頑張りすぎだからもう少し力を抜いていいよと自分に対して「待った」をかけられる人は、

未来の自分を信じてあげられるということです。

また、自分を待ってあげられる人は、もしこの先うまくいかないことがあっても、

「今の自分は、これはこれで素晴らしいのだ、価値があるのだ」と、

そのままの自分を受け入れて認めてあげられている、ということです。

そういった「待つ力」のある人は自分にゆとりや余裕があるので、

結果的に自分に必要なものを引き寄せる見えない力が働きやすいでしょう。

「待つ力」が無く、不安や焦りを口にする人よりも、

穏やかな心で待てる人の方が素敵に見えますし、

良い運が巡ってきそうですよね。

「待つ力」、是非意識していただけたらと思います。

アドラー心理学④『嫌われる勇気』を婚活に生かす～課題の分離～

お見合いのお返事はできるだけ早く！