彼岸入り | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

結婚相談所『プリヴェール』です。

9月20日、今日は彼岸入りですね。

イースターやハロウィンなど新しい華やかなイベントが増える中、お彼岸って少し影が薄いような気もしますね。

8月のお盆にお墓参り行ったばかりですし余計でしょうか。

先日の台風でお墓のお供えなどが散らかっていそうですし、お彼岸ですので週末は家族でお墓参りに行きます。

独身の頃は、まだ身近な人のお墓が近くになかったということもありお墓参りに馴染みがありませんでした。

結婚してからはお墓参りも家族の年中行事の中に含まれるようになり、先祖について思いを馳せたり、命を受け継いでいくことの尊さや、自分の老後や死後についても考えるようになりました。

日本人として、伝統行事を大切にし、子どもたちに教えていかねばとも思います。

そこで今回は、お彼岸についてまとめます。

意外と知らないこともあると思いますので、「お彼岸ってこういう日なんだな～」とご先祖様に感謝したり、今ある自分の生活に感謝するきっかけになればと思います。

（仏教では「お墓参り」、神道では「お墓詣り」ですが、今回は「お墓参り」にしています。）

◆お彼岸っていつ？

お彼岸は春彼岸と秋彼岸とあります。

・春彼岸 : 毎年3月の春分の日をはさんで前後3日、合計7日間

・秋彼岸 : 毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日、合計7日間

今年2017年の秋彼岸は、

・彼岸入り：9月20日
・お中日 （秋分の日）：9月23日
・彼岸明け：9月26日

初日を「彼岸の入り」、終日を「彼岸の明け」と言い、春分の日・秋分の日を「お中日」といいます。

◆お彼岸って何？

 お彼岸はお寺で故人の供養をすると同時に「六波羅密」の教えを会得する行事です。

他の仏教国にはあまり見られない行事だそうですが、日本では仏教の年中行事の中でも盛んに行われるそうです。

ここで気になるのは、日本に古来からあるのは神道だけれど、神道でもお彼岸があるのかな？ということです。

神道でもお盆やお彼岸は同じようにあります。

お彼岸の仏教説では、「彼岸」の文字通り「岸の向こう」であり、向こう岸（彼岸）とは悟りの世界を指しています。

お彼岸の日本の民俗説での語源は「日願」であると云われ、太陽の神を信仰する神道と結びつきやすかったという説もあります。

こう知ると、お彼岸が他の仏教国であまり見られないのは、日本では神道的な日本伝来の土着信仰の風習と、外来の仏教などが様々に混淆されているからだということがわかりますね。

彼岸の中日である「春分の日」「秋分の日」は国民の祝日です。
祝日法によるその趣旨は、

・春分の日＝『自然をたたえ、生物をいつくしむ日』
・秋分の日＝『祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日』

と定められています。

◆お彼岸は何をするの？

一般の家庭で主にすることは、

・お仏壇、仏具の掃除

・お墓の掃除

・供花やお供え

・先祖を想い偲ぶ

などです。

お供えのお菓子では、よくおはぎをお供えしますよね。

おはぎ、お店に年中ありますが、季節によって呼び方が違うことはご存知ですか？

・春は、春に咲く牡丹の花にちなんで牡丹餅（ぼたもち）と言います。

ぼたもちの見た目と、牡丹の花の形が似ていることもその所以でしょう。

・秋は、秋に咲く萩の花にちなんでおはぎと言います。

おはぎの花弁の形が小豆に似ているから、とも言われているそうです。

季節によって、その時期に咲く花の名前で呼ぶなんて、昔の日本人の風情を感じますね。

お彼岸は、日頃なかなか手入れが届かないお仏壇やお墓などを丁寧に掃除しお手入れする日であり、

同時に先祖や今ある家族のことを考える時間にしてみるといいと思います。

お彼岸の機会をきっかけに、家族みんなで故人の思い出話をしたり、親や祖父母がから祖先の話を聞いたりするいい機会です。

お彼岸入りだからと絶対にやらなければならないことは特にありませんが、家族で集まって、おはぎを食べながら共に過ごす時間を楽しみ、日常に感謝したりご縁を改めて感じる時間として過ごせるといいですね。