「自分の価値」は、他人が決めることではない(追加)
2017.10.19 |
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- スタッフブログ
結婚相談所『プリヴェール』です。
前回のコラム、『「自分の価値」は、他人が決めることではない』はお読みいただけたでしょうか。
今回は、上記のコラムをまとめたいと思ったきっかけについて、お伝えさせていただきたいと思います。
以前のコラムでもお伝えしたことがありますが、私の前職は幼稚園教諭です。
丁度今頃の秋のシーズンは、各地の幼稚園で運動会が開催され、賑やかな音楽や一生懸命な掛け声が聞こえてきますよね。
幼稚園では様々な行事がありますよね。
・お祝いの行事
・保育を充実させるための行事
・日頃の成果を披露する行事
・季節や文化、伝統を踏まえた行事
・保護者と触れ合う行事
などがあります。
運動会は、日頃の成果を披露する行事になります。
成果を披露する行事ではありますが、あくまでも主体は子ども。
親の為に練習を頑張ったり、親の気持ちを満たす為に完璧な演技や競技をするわけではありません。
子どもたちは、大好きなお家の人に運動会を見てもらいたくて練習を頑張りますが、
それは練習の励みになる要素の一つであり、「親に見てもらう為だけに」頑張るわけではないのです。
保育者も、「お家の人が見に来てくれるから、みんなのカッコいいところを見てもらおうね。」
と、励ましの言葉や、子どもに期待を持たせる言葉かけをしますが、それが全てではありません。
運動会だけに限らず、保育において大切なのは、
・やり方を教え込むのではなく、子どもたちが自分で考えて取り組めるように援助すること。
・子どもたちが興味を持って自発的に取り組めるよう働きかけること。
・子どもたちの個々の可能性を引き出すこと。
・失敗体験、成功体験、感動体験など様々な経験を通して、子どもが困難を乗り越える力を持ち、喜びや満足感を味わうこと。
・人との関りの中で、思いやりの気持ちを育むこと。
→こういった事を通して、自信をもつこと。
といったことです。
(専門的に見ればもっとありますが、今回のテーマでお伝えしたいことを取り上げました。)
運動会にあてはめると、
「運動会はこれをやりますよ!」と保育者が決めて子どもに押し付けるのではなく、
事前に子どもたちに運動会でどんなことをしてみたいか話を聞き、子どもの声を聞きながら進めていきます。
また、去年の子どもの姿と、今年の子どもの姿は全く同じではありません。
毎年同じことをすればいい訳ではないので、今年の子どもたちの発達段階や様子を見て、
この子たちがどんなことをしたらどんな点が伸びるか、ということを考えながら演目を決めます。
練習の段階に入ったら、
・一生懸命頑張ることの気持ちよさ
・できないことも諦めずに取り組む力
・友達を一生懸命応援する心
・友達との協調性
・できたときの喜び
・みんなで為し遂げたことで味わえる感動
などを大切にして、練習を進めていきます。
本番では、
「勝った、負けた、1番だった、最下位だった、成功した、失敗した」
という結果が出ます。
結果は結果として受け止める心も大切です。
嬉しい!悔しい!またやりたい!来年は勝ちたい!
こういった感情を持つことは大事なこと。
しかし保育者は、結果にこだわったり、結果だけに目を向けるのではなく、
それまでの過程やこどもの姿に目を向けています。
「~くん、かけっこで3番だったけど、先生は一生懸命練習してたの知ってるよ。最後まで諦めないで、全力で走り切ってて、本当にかっこよかった!~くんの一生懸命な気持ち、先生にも伝わってきたよ!」
「踊りで間違えても、間違えたことに気づいて直せたのがすごかったね!ちゃんと周りのお友達を見てたから気づいたんだよね。~ちゃんの踊りを見てると、先生も楽しい気持ちになったよ。」
など、子どもが自分を認められるような言葉かけ、
次に意欲を持てるような言葉かけをしているのです。
それは、長い目で見て、
これからの人生、自分の力で切り開き、
自信を持って歩んでいってほしいという大きな願いがあるからです。
保護者の方にも、結果だけではなく過程も褒めてあげてください、ということをお伝えしています。
運動会を通しての保育も、
「自分の価値は他人に決められるものではない」
「~がよくなれば自信を持てるようになるわけではない」
というテーマに繋がることをおわかり頂けるでしょうか。
保育者や保護者から、「よくできたね!がんばったね!」と言われたから、
「僕は頑張ったんだな。」「私はすごいんだな。」と子どもが思うようになるわけではありません。
褒められたら勿論嬉しいですが、褒められなくたって、自分の経験を通して、
「僕はいっぱいがんばったぞ!」「私よくできた!私ってすごい!」と感じられることが大事なのです。
つまり、
自分の価値は大人から褒められて決まるのではなく、
自分の経験や気持ちの中で決まるのです。
同じように、「かっけっこで1番になったから自信を持てる」というようなものではありません。
練習の時に、身体能力が高く発達の早い足の速い子と、発達のゆっくりな子が毎回一緒に練習をして、足の速い子がずーっと1番をとっていて気持ちが満たされるでしょうか。
自分と同じくらいの速さのお友達と、勝ったり負けたりしながら頑張る中で、
諦めない心や頑張る心が芽生え、それが自信へと繋がっていくのです。
ただ単に、「1番になったから自信を持てる」「上手に踊れたから自信を持てる」というものではありません。
それまでの過程での経験によって自信を持つことができるのです。
先日、娘の幼稚園でも運動会がありました。
2学期に入り、娘から毎日のように運動会の練習の様子を聞き、当日を見て、本当に感動しました。
この日を迎えるまでに、子どもたちのどれだけの努力があったのだろうかと想像するだけで胸が熱くなりました。
そして、私たち大人が日々の社会生活の中で見失いがちなことがそこにあるような気がして、
このコラムをまとめるにあたりました。
自分を見つめるきっかけに、
真に自信を持つとはどういうことなのかについて考えるきっかけになれば幸いです。
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