名もなき家事①～妻と夫のギャップ～ | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

名古屋の結婚相談所『プリヴェール』の大津です。

「名もなき家事」という言葉をご存知ですか？

家事と言うと、「料理・掃除・洗濯」などがパッと思い浮かぶと思いますが、

こういった家事としての花形といえるものではなく、

その名の通り、「名前もつかないような細々とした家事」のことです。

大和ハウス工業が2017年5月に発表した、共働き夫婦の家事についての意識調査で、その実態が明らかになりました。

「名もなき家事」には、どのようなものがあるでしょうか。

例えば、「料理」という家事の花形。

一言で料理と言っても、沢山の「名もなき家事」のステップがあります。

1.メニューを考える。

2.冷蔵庫の在庫を確認して、足りないものを買いに行く。

3.調理をする。

4.皿に盛る。

5.テーブルを拭く。

6.テーブルに運ぶ。

7.食べ終えた食器を下げる。

8.テーブルを拭く。

9.食器、使った調理器具を洗う。

10.食器を拭いて棚にしまう。

11.調理で出た生ごみの処理。

12.ガスコンロの掃除。

13.シンクの拭き掃除。

ザっとあげても、「料理」の中には13個もの項目があるのです。

夫が「俺はたまに料理しているよ。」と思っている人の中で、この13項目を全てクリアしている人は、どのくらいいるでしょうか？

最初から最後まで全てをしてくれていたら、「俺は料理している！」と胸を張って言って頂けますが、

調理をする、以外のことは妻にやってもらていませんか？

妻としては、そういった細かい項目を全てセットでやってくれない限り、

「うちの夫は料理をしてくれる。」とは思えないのです。

次に、洗濯を例に考えてみましょう。

洗濯とは、洗濯機に入れて干したら終わり、ではありません。

1.色分け、種類分けをする。

2.必要なものはネットに入れる。

3.洗濯機に入れて、洗剤を入れてスイッチオン。

4.物干しざおを拭く。

5.洗濯物を干す。

6.乾いた洗濯物を取り込む。

7.ハンガーなどを片付ける。

8.洗濯物をたたむ。

9.たたんだ洗濯物をしまう。

10.少なくなった洗剤を補充する。

11.洗濯機のごみ取りネットを掃除する。

「俺は洗濯している！」という男性の中で、この項目全てクリアしている人は、はたして何人いらっしゃるでしょうか…。

妻は、夫には “家事と思ってもらっていない「名もなき家事」” を、忙しい日々の中で、

コツコツとやっているのです。

問題なのは、

●妻が日々やっている「名もなき家事」を、夫は家事だと気付いていない。

●妻が日々やっている「名もなき家事」をしないと、家が荒れていくことを夫は気づいていない。

●妻が日々やっている「名もなき家事」をしないと、家族が快適に過ごせなくなるということを、夫は知らない。

ということです。

手拭きタオルを取り替えたり、トイレットペーパーの補充をしたり、読んだ新聞を片付けたり、

脱いだ靴を揃えたり、脱ぎっぱなしの服を片付けたり…

そういったことを妻がしているから快適な日々を過ごせているということを、

まずは男性のみなさんに理解して頂くことが、妻の負担を減らす第一歩です。

それを踏まえた上で、どうやって夫婦で協力していけばいいのか…

婚活中の方も、近い将来に直面する問題ですので、どうすればいいのか、是非考えてみて下さい。

では、次回のコラムに続きます！

自立している二人が結婚することで、楽になれる！