ドラマ『わたし定時で帰ります。』から学ぶパートナー選び② | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

名古屋の結婚相談所『プリヴェール』の大津です。

TBSテレビ系列放送の『私、定時で帰ります』、いよいよ次回が最終回になりました。

巧（中丸雄一）に「結衣ちゃんとは結婚できない…」と告げられ、途方に暮れる結衣（吉高由里子）。

結衣は仕事が忙しく、巧を大事にできなかったことを謝りましたが、

巧は浮気をしたと告げました…。

定時の女が最後に選ぶ、新時代の働き方とは・・・そして巧との関係、晃太郎との恋の行方は？！

◆仕事に対する価値観・尊敬できる価値観

結衣と巧の他愛のない会話の中で、巧が、

『もし今、億万長者になったら、俺は働かないな』と言います。

それに対し、結衣は、

『私は働くかな。働くって、お金を稼ぐ為だけじゃないでしょ』と逆の意見を言います。

すると巧は、

『働きたいのは、(元カレの)種田晃太郎(向井理)がいるからじゃないか？』

と言ってしまい、二人は大喧嘩に。

嫉妬からの発言であり、仲直りすることができますが、このやりとりでは、

二人の仕事に対する価値観の違いがよくわかります。

結衣は、「定時で帰る」「残業をしない」をモットーに働いていますが、

それは仕事が嫌いだからとか、仕事にやりがいを感じていないから、というわけではありません。

むしろ、仕事にやりがいを感じ、誇りを持っています。

それと同じくらいプライベートも大切にしたい、

その為に、仕事を勤務時間内で終わらせるように効率よく働き、

仕事後は自分の時間を大事にしているのです。

多くの女性は、結婚相手となる男性に『仕事にやりがいを感じている人』ということを求めています。

それは「年収が高い」「大手企業に勤めているエリートサラリーマン」ということではなく、

・年収が多少低くても、仕事が好きで、熱意と誇りをもって働いている男性に魅力を感じる

・仕事に情熱を持っている人の方が毎日生き生きと頑張っていて素敵

・精神的に豊かな毎日を送れそう

と思います。

仕事を頑張っている男性は尊敬でき、

女性は尊敬できる男性にパートナーとしての魅力を感じるのです。

尊敬できることは仕事だけとは限りません。

婚約者の巧のように、帰ってきてから美味しい手料理を作ってくれて、

休日を一緒に過ごしてくれて、恋人との時間を大事にする優しさも尊敬できることです。

◆価値観が合うとはどういうことか

結衣と婚約者の巧が、結衣の先輩・賤ヶ岳八重(内田有紀)の家で食事をする際、

餃子用のラー油がないことに気がつきます。

巧は料理好きで、美味しいものにこだわりがあります。

結衣は「ラー油無くてもいいよ」と言いますが、巧はコンビニまでラー油を買いに行きます。

この事に対し、結衣は内心「ラー油無くてもいいの…」と違和感を覚えます。

このような些細な違いは、仲良しカップルでもよくあることです。

趣味嗜好の違いにいちいち引っかかていては、

他人と付き合うことはできません。

食事の好みや、休日の過ごし方など、似ている人の方がストレスが少ないということはあるでしょうが、

そういったことはお互いに譲歩したりすり合わせていけることです。

大事なのは、趣味嗜好の価値観よりも、

人生の未来予想図を一緒に描けるかどうかという価値観です。

人生の中で自分が大切にしたいと思えることを共感しあえるという価値観の一致が、

夫婦にとっては大事なのではないでしょうか。

さて、主人公の結衣は、ワーカホリックの元婚約者と、

別れを切り出された巧と、最終的にはどちらから選ばれるのか？！

結婚は、仕事は、どういう結末になるのか、次回が楽しみですね！

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