お正月を迎える準備 | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

名古屋の結婚相談所『プリヴェール』です。

みなさん、大掃除はお済みですか？

一年の終わりに身の回りを綺麗にして、新しい年を気持ちよく迎えたいですね。

今回は、お正月を迎える準備についてお伝えします。

◆大掃除の由来

大掃除というのは、新年を迎える（年神様・歳徳神をお迎えする）ために、神様をお迎えするのにふさわしいように、家の内外を清めるという意味でなされる風習でした。

平安時代に宮中で行われる「すす払い（煤払い）」が始まりとされています。

それがのちに神社仏閣にも「すす払い」の風習が広まり、江戸時代になると一般庶民の家にも年の瀬の大掃除が定着しました。

江戸時代に、正月事始めは12月13日とされたことから、「すす払い」もその日に行われています。

各家の大掃除は、だいたい28日までには終わらせるようにしなければなりません。

◆年神様とは？

「年神様・歳神様・歳徳神（としとくしん）」とも呼ばれています。

地方によっては、「お正月さん・恵方神・大年神・若年さん・歳爺さん」とも呼ばれています。

日本各地で、年神様が親しまれているということがわかりますね。

年神様は、新しい年の日の出と共に、家々に幸せをもたらすために降りてくる、と言われています。

農業国であった日本は、「祖先の霊が山や田畑の神になり降りてくる」とか、

「祖先が神になり子孫を見守りまた新しい魂を授けるために降りてくる」などの言われがあります。

新しい年にまた新しい魂を人々に与えてくださる年神様。

年神様をきちんとお迎えしたいですね。

◆鏡餅・お年玉の由来

鏡餅は、年神様にお供えするものです。

各家に降りてきた年神様は、鏡餅に依りつくとされています。

鏡餅は年神様の依り代となるので、年神様の「御魂（みたま）」が宿ります。

餅玉に御魂が宿るので、それが「年魂」となり、家長が家族に「御年魂」「御年玉」として分け与えるようになったというのが、今のお年玉の起源です。

昔のお年玉は、お金ではなく、お餅だったのですね。

鏡餅は、歳神様へのお供えものなので、大掃除を終え家を清めた後にお供えします。

29日は「苦（9）がつく」、31日は「一夜飾り」といって縁起が悪いので、29日と31日を避けてお供えします。

大掃除は28日までに終えるのが基本なので、28日か30日にお供えしましょう。

またお供えした鏡餅を下げる日は「鏡開き」と呼ばれ、地域によって異なりますが、松の内（1月7日）が開けた1月11日に行うのが一般的です。

鏡開きでお餅を頂くことにも意味があり、

鏡餅には神様の魂が宿っているため、「歳神様から魂を分けて頂き、一年分の力を授かる」と言う意味があります。

頂くときは、年神様の魂が宿るお餅を包丁などの刃物で切るのはご法度！

木槌などで割るようにしましょう。

◆正月飾り

正月飾りの中で最も大事なのは、門松としめ飾りです。

門松もしめ飾りも年神様が各家に降りてくる為の目印となるものです。

正月飾りも、鏡餅と同様に28日か30日にお飾りします。

今はそれぞれの住宅環境に合わせたアレンジの物がたくさんありますので、家に見合ったお飾りを飾ってください。

正月飾りを外すのは、「松の内」の1月7日に外すのが一般的です。

もう29日なので、28日までに大掃除を終えましょう…というのには間に合わなかった方も、今からでも心を込めてお掃除しましょう。

特に、普段掃除しない玄関周りを綺麗にすることで、年神様を気持ちよくお迎えできます。

年神様と共に、新年の良い運や幸福が舞い込んできそうですよね。

また、門松をお飾りするのは難しくても、お部屋の中に常緑樹やお花を飾るとお部屋が生き生きとします。

生花は、邪気を吸い取ってくれるとも言いますので、新しい年に向けてお花を生けるのはいかがでしょうか。

お部屋を綺麗にして、良い運気をたくさん取り入れ、素敵な人と巡り合える年を迎えましょう！

今年の反省と、来年の「抱負・目標・目的」