人生のエピローグ、あなたはどのような絵を描きますか?④
2020.03.30 |
カテゴリー:
- シニア婚活
名古屋の結婚相談所「プリヴェール」の彦坂です。
シニア世代の一人暮らしの方って、
意外とワンちゃん・ ネコちゃんなどペットを飼っている方多いですよね。
実は私もそのひとりでした。
昨年、ご縁あって再婚したのですが、
パートナーは一緒に住む前からワンコのことでは価値観が相容れず 、
一緒に住めば揉めるだろうな・・・と予測はしていました。
私にとって彼女はペットというより苦楽を共にした同士です。
日に何度かは排泄の失敗もあり、
一方パートナーは犬は好きだけど、大型犬しか飼ったことがなく、
私のように留守中もエアコンも付け、
ゲージに入れるなんて自由を奪うかわいそうなことなんてできない という考えなど、
到底理解できないことだとは思います。
交際中も「あなたとは犬の飼い方のセンスが違う」と彼は言い、
「 飼い方のセンスではなく犬のサイズなんだけどな~」 と私は思っていました。
一緒に住むようになって半年の間にワンコのことでぶつかること数 回。
そこで、いくつかのルールを決めました。
・私の留守中はゲージに入れること
・食事中はふたりの時間を優先するためにワンコは別の部屋に連れて いくこと
このルールを決めて、ワンコにも環境の変化に順応してもらうことにしましたが、
「フローリングを歩く爪の音が気になってリビングでく つろげない!」
「ゲージから出さないでほしい」
というパートナーの言葉や要望に、私自身追い詰められて しまい・・・
このままでは二人の関係にも影響しかねない状況・・・
このままでは危ない!
冷静に考えてみると、 私にとってはかけがえのない同士であっても、
パートナーにとっては ライバル?だということ、
パートナー にとっては、おばあさんはおばあさんなんですよね。
彼の言ってることも理解できるな~
そんな風に考えれるようになった頃、
パートナーから新たな提案・ ・・
「リビングにカーペットを敷き詰めよう!」
それで、爪音問題は解決。
パートナーとワンコの距離も 徐々に縮まってきた感じで、
パートナーはテニスのサーブ練習、
私とワンコはお散歩。
私の満足そうな顔を見て彼も満足のようでした。
人は年を重ねるにつれ、自分の考え方が凝り固まってきて、
「自分はこういう人間だから、今更変わらない」
と思いますし、人に対しても、
「あの人はもう変わらないだろう」
と決めつけてしまうことがあります。
今までの人生で培ってきた経験や生活は自分の誇りであり、
それを変えることは自分を否定することのようにさえ感じてしまうことがあります。
しかし、人はいくつになっても変わることができますし、
価値観が違うもの同士でも、お互いの価値観を尊重し合うことができます。
私は、今回のワンコをめぐるパートナーとのやりとりから、
それをひしひしと感じました。
価値観が違って当たり前。
それにどう折り合いをつけていくのか。
パートナーと話し合い、
相手の立場になって考えることができれば、
必ず二人のベストの答えが見つかります。
それはすぐに見つからなくても、
二人で時間を過ごしていく中で、見つけていけばいいこと。
一緒に考える、相手の気持ちを考える、
ということが大切であり、
それは生涯続いていくのだと思います。
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