初詣デート～尾張四観音巡り～ | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

結婚相談所、「プリヴェール」です。

クリスマスも終わり、２０１６年も残すところ後わずか。新しい年に向けてまっしぐら！な時期となりましたね。

みなさん、初詣は行きますか？

毎年決まった場所に行きますか？

私はといいますと、独身の頃は、幼少期から毎年、元日は家族で四観音巡りをしていました。

結婚してからは、近所の氏神様に新年のご挨拶をしています。

そこで今回は、この地方で歴史ある、尾張四観音巡りについてです♪

四観音の内の一つは縁結びとしても有名ですので、カップルで、四観音巡りの初詣はいかがでしょうか。

お参りに行く前に予備知識があると、移動中の話題になって楽しめることでしょう♪

【　尾張を守護する四観音（しかんのん）と恵方の中心名古屋城　】

・『尾張四観音』とは…

尾張地方には、

「笠寺観音（笠覆寺）(愛知県名古屋市南区笠寺町上新町８３番地)」

「甚目寺観音(愛知県あま市甚目寺東門前２４)」

「荒子観音(名古屋市中川区荒子町宮窓１３８)」

「竜泉寺観音(名古屋市守山区吉根松ヶ洞)」

という、古くより信仰を集めてきた四つのお寺があります。

どの寺院も、千年以上の歴史があり、ご本尊は観音様です。

これら「笠寺・甚目寺・荒子・竜泉寺」の四つの寺院を『尾張四観音(おわりしかんのん)』として、観音様の慈悲をもとめる民衆の信仰を集めました。

・『恵方』とは…

古くはお正月の神の来臨する方向を指していました。

方位神の一つである「歳徳神（としとくじん）」はその年の福徳をつかさどる神とされています（福徳神とも）。

この歳徳神がいる方角は全てにおいて大吉とされ、その方角を「恵方」と呼びます。

恵方は別名「吉方（きっぽう）」「明の方（あきのかた）」等ともいわれます。
その年の恵方を選んで家を建てたり、結婚や引っ越し、取引などをしたりすると、全て吉となる・・・と言われていました。

歳徳人は美しい姫神で、それが誰かということについては諸説分かれているようです。

未だに下記の３人の内の誰か・・・と議論されています。

・須佐之男神（すさのおのみこと）の妃・櫛稲田姫（くしなだひめ）
・牛頭天皇の后・頗梨采女（はりさいじょ）
・天照大神の妹・和歌姫（稚日女尊：したてるひめ）

・『尾張の恵方』とは…
徳川家康公は尾張の国の中心として慶長２０年（１６１５年）、およそ４００年前に名古屋城を築きました。

それ以来、名古屋城を中心として、名古屋城の鬼門に位置する、尾張四観音が尾張を守護する観音様としてもさらに崇敬されるようになりました。
四観音のうち、その年の恵方にもっとも近い観音様は「恵方の観音様」として、福を求めて特に多くの参拝者で賑わいます。

今年２０１６年は恵方が南南東なので、恵方の観音様は笠寺観音、

来年２０１７は恵方が北北西なので、恵方の観音様は甚目寺観音です。

尾張四観音の恵方の寺に参拝に行くと、ご利益が多いという風習が尾張地方にはある為、

四観音の中でも、甚目寺観音が一番賑わうことでしょう！

初詣だけでなく、節分でも盛大な節分祭が行われますので、合わせて参拝するとご利益ありそうですね。

・結びと縁の寺・笠寺観音

笠寺観音は縁結びとしても有名です！

雨に濡れていた観音様を見て、自分がかぶっていた笠をかぶせた心優しい女は、京からやってきた青年貴族・藤原兼平（ふじわらのかねひら）公にみそめられ、兼平公と結ばれ、玉照姫（たまてるひめ）と呼ばれる事となりました。

夫妻はその巡り合わせを観音様に感謝し、この地に大いなる堂を建てました。

そこに笠をかぶせた観音様をおまつりし、笠をかぶった寺＝笠覆寺（りゅうふくじ）と名付けたことから、笠寺の名の由来となったそうです。

、、、尾張四観音について、おわかり頂けたでしょうか。

それぞれの寺院に駐車場がありますので、車での四観音巡りも可能です。

余談ですが、初詣の楽しみの一つに“屋台”がありますよね！

笠寺観音、荒子観音、竜泉寺観音はこじんまりとした寺院なので、屋台も少ないです。

一番大きな寺院が甚目寺で、屋台の数も多いですので、たき火にあたりながら屋台グルメを楽しむのもいいですね♪

初詣、どこに行こうかな～と迷われている方は是非参考になさってくださいね！