独身の子を持つ親への詐欺に気をつけましょう！ | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

結婚相談所『プリヴェール』の大津です。

先日、新聞やテレビニュースなどで、「独身の子を持つ親への詐欺」について取り上げていました。

国民生活センターによると、結婚相手紹介サービスを巡るトラブルの相談は2007年度から年々増えており、親が関与している相談も増えているとのことです。

業者から突然の自宅訪問や執拗な電話で勧誘されるケースが目立つとのことです。

親が詐欺に合った事例には以下のようなものがあります。

・親が登録料を何十万も払ったが、業者側が「2週間ほど子どもには内緒に」と話したため、解約可能期間を過ぎてしまった。

・「子どもが来年中には結婚できる」と勧誘され入会したが、全く相手を紹介されない。

・事前の詳しい説明がないまま外国人を紹介され、結婚が決まると「成婚料」として250万円を要求された。

ほとんどの場合で独身の子ども本人には、入会したことを口止めするように指示しています。

子ども本人の意志がないのに、親を過度に期待させるセールストークをし、事実ではない成婚率の高さを誇張して親を婚活させるなんて、良識的な結婚相談所ではあり得ないことです。

しかし、我が子の将来を不安に思う親御さんへの隙に付け込む悪質な結婚紹介サービス業者があるのも事実です。

万が一、騙されて入会してしまっても、クーリングオフ制度があります。

2004年1月より、特定商取引法の特定継続的役務提供の規制対象に結婚相手紹介サービス（契約期間が2ヶ月を超え5万円を超える契約）が加えられました。

契約書を渡された日から8日間は、訪問販売だけでなく店舗の契約であっても、無条件で解約ができます。

また、クーリング・オフはできないと言われるなどクーリング・オフ妨害があったときは、8日が過ぎてもクーリング・オフできます。

しかし、返金に応じない悪質な業者もいます。

そういった際は泣き寝入りせず、必ず、最寄の消費者被害相談窓口に相談してください。

子どもの将来を心配に思う親心に付け込む悪質な業者は許せません。

そんな悪質な業者に騙されないようにしなければなりません。

親御さんは、まずお子さんの意志を知る努力をすることが大事です。

結婚についてどう思っているのか、結婚したい気持ちはあるのか、結婚したくないのか、親の気持を押し付けるのではなく、子どもの意志を知り、その気持ちを受け止めることが先決です。

また独身の方も、自分のことを心配してくれている親御さんの気持ちを理解しましょう。

親の気持ちを煩わしく思うこともあるでしょうが、それはあなたを想ってのことなのです。

我が子の心配をしない親はいませんから、心配してくれる親がいることにまず感謝しましょう。

そして、自分の結婚についての気持ちをしっかり伝えるなど、普段から親御さんとのコミュニケーションをしっかり持ちましょう。

そうすれば、親御さんもその気持ちを受け止めてくれるでしょうし、悪質な業者から付け込まれる隙も減るのではないでしょうか。

悲しいことですが、結婚紹介サービスだけではなく、人の心の隙につけこむ悪質な詐欺で溢れています。

お金が関することは事実確認をしっかりとして、自分だけで判断せず家族や信頼できる人に相談するなど、万が一に備えて騙されないように対策しましょう。