シニア婚活の最前線① | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

名古屋の結婚相談所『プリヴェール』の大津です。

2月2日（金）に、NHKの『あしたも晴れ！人生レシピ』という番組の中で、

シニア婚活について取り上げられていました。

婚活最前線の様子を、ご紹介します。

ここ数年で、シニア世代の婚活が盛んになっています。

番組の中では、シニア婚活パーティーの取材の様子がありました。

このパーティーでは、銀座の会場で60～70代の男女10名ずつが集まっていました。

◆パーティーの流れ

パーティーではまず、自分のプロフィールカードの交換をすることから始まります。

プロフィールカードには、趣味や現在の仕事などを記載してあります。

限られた時間で知り合う為には欠かせないものなのです。

一人の人と話す時間は5分間。

5分間という短い時間の間に、お互いの趣味の共通点を見つけて話をしたり、

自分の身の上話をしたりと、積極的に話す人の姿が多く見られました。

パーテイーの最後に、交際を希望する相手の名前を書き、相手も自分の名前を書いていればカップル成立です。

この回では、男女20人中4組のカップルが成立していました。

この後、成立したカップルはお互いの連絡先を教えられ、個人的に交際をスタートさせることができます。

◆パーティー参加者の事情

一人の60代の男性は妻が5年前に亡くなり、亡くなった2年後から婚活を始めたとのこと。

70代の女性は1年位前に夫が亡くなり、寂しい思いでいたら、お子さんが婚活パーティーを調べて勧めてくれたそうです。

このように、シニア婚活をする方の中には、パートナーが先立ち、没イチとなったことで婚活をされている方も多いことがわかります。

この婚活パーティーを主催している会社では、10年ほど前から50代以上の婚活が増え続け、

今ではメインターゲットとなっているそうです。

◆シニア婚活者が相手に求めること

取材されたパーティーの主催者によると、

「女性がシニア婚・再婚する場合に男性に求めることは、

・お金の苦労はしたくない。

・浮気の心配はしたくない。

・落ち着いて安心して暮らしたい。

ということがほとんどです。

一方、男性がシニア婚・再婚する場合に女性ことは、

・優しい雰囲気。

・料理上手。

ということ。」

だと言われていました。

◆シニア世代の婚活背景

シニア世代の婚活の背景には、男女の寿命が延び続ける中で、一人暮らしの数も増え続けていることにあります。

内閣府の発表によると、1985年一人暮らしの高齢者の数が88万人だったのに対し、

2015年には約7倍の600万人、

2030年には730万人に達するとされています。

◆シニア婚活の定着

2008年位に婚活がブームになってから、10年経った今はブームではく定着していきています。

若い頃は町を歩いていても出会いのチャンスがあったかもしれませんが、

シニア世代の方はこういった婚活パーティーに参加しないと出会う機会が無くなってきます。

未婚の方も、没イチの方も、人生の残り20年30年という時間を一人ではなく、

良いパートナーに出会ってもう新しい人生を歩まれたいと思われる方が多くなっています。

人生経験が豊かなのがゆえに、自分の価値観も固まってきて、

慎重になりすぎてカップル成立が難しくなるのではと思われる方もいますが、もう少し気持ちを楽にできるのがシニア婚活です。

シニア世代の方の昔のお見合のイメージだと、断りずらいというイメージがありますが、今はそんなことはありません。

今は仲人などのスタッフを通して断りやすく、どこかの婚活会社に登録している人ならば登録者のデータも観れるので、

新たな人をピンポイントに探すことができるます。

◆シニア婚活の特徴

①財産。

どれくらい資産を持っているか。

老後を安心して暮らすには、資産の有無が関わってくるからです。

②健康状態

これからパートナーとなり、共に楽しい時間を過ごすのに、相手の健康状態は気になります。

③家族構成

シニアカップルの本人たちの親がご存命の場合も、自分達が介護をすることになります。

また子どもがいる場合は、自分達が介護される側になるので、本人同士の問題だけでは完結できないことがあります。

高齢で一人暮らしの人が増えていることもあり、老後を一緒に過ごすパートナーが欲しいと思うシニアの方が増えています。

人生最後の最後まで、心豊かに楽しく過ごしたいですよね。

シニア婚活は、これからもますます盛んになることでしょう。