ベスト・パートナーになるために～男女の愛情の採点方法の違い～ | 名古屋の結婚相談所プリヴェールがおくる婚活コラム

名古屋の結婚相談所『プリヴェール』の大津です。

心理学者ジョン・グレイの著書、

『ベスト・パートナーになるために―男は火星(マース)から、女は金星(ヴィーナス)からやってきた』

をご存知ですか。

“運命の人”と思える人と出会い、愛し合い、結婚しても、

結婚後に相手に幻滅したり、愛が冷めてしまったりするカップルは大勢います。

あれほど愛し合っていた男女が、なぜ冷めてしまうのか…。

本書では、恋がうまくいかないのは、男は火星から来て、女は金星から来たと言えるほどもかけ離れた存在で、

思考回路や感じ方、行動パターンまで、まったく違うからだと伝えています。

愛を深める方法、愛を冷めさせない方法、ベストパートナーになるために努力する事などが、

心理学者の視点からまとめられた本です。

愛情表現などは洋風の表現方法が多く、日本人には少々馴染まない表現もありますが、

男女の違いという根本を知るにはとても良い本です。

今回はその中から、愛情を点数化した時の男女の違いについてお伝えします。

日常での愛情の与え方について、男性と女性とでは主義や採点方法に違いがあります。

●男性は、豪華一点主義！

男性が女性に愛情を与える時は、豪華一点主義で、大量得点を目論見ます。

例えば、年に一回の豪華なディナーや旅行、クリスマスか誕生日のみに高価なプレゼントなどを贈ることで、

その高価なプレゼント効果が長く続くと思っています。

自分のしたことでどれだけ女性が喜んでくれたか、感謝してくれたかなど、

自分の行いや振る舞いへの賛美・賞賛の度合が、そのまま女性からの信頼や期待、愛情に繋がり、

それが続くと思っています。

つまり男性は、女性のために何か大きなことをしてあげれば、それだけで点数を稼げると思い込み、

小さな事をしてあげれば一点、大きなことをしてあげれば三十点と計算します。

自分の獲得点数がまだあると思っている状況の中、女性が男性に不満を漏らすようになると、

男性はあんなに高い～をあげたのに、もっと高価なものでないと満足しないのか？と嫌気がさしはじめます。

また、自分の獲得点数がまだ多いと判断している間は、女性に何かをしてあげようとは思わず、

日常の中での「小さな幸せ」の積み重ねを怠るのです。

●女性は、一点ずつの加点方式

女性は、プレゼントの大小に関わらず、全て一点ずつ加点していきます。

例えば、誕生日プレゼントに高価なバックを贈ってもらっても一点、

何の記念日でもない日にお花を贈ってもらっても一点です。

また女性は、お互いの持ち点に不満がありつつも、よほどの不公平さを感じない限りは、

笑顔で男性にあれこれ尽くし、いつか返してくれると限界まで我慢してしまいます。

しかし、男性との得点差30対ゼロになるや、不公平感に襲われ、これまで尽くしてきた自分に疲れ果て、

空虚感になって初めて男性から何もしてもらってないことに気づき、いつか爆発します。

女性は、車のガソリンタンクがあるのと同じように、体内に愛情のタンクを備えています。

その愛情タンクが満タンに近ければ近いほど、自分に自信を持つことができます。

そして、より大きな愛情を返すことができます。

男女の愛情の採点方法のちがいがわかった上で、男女はお互いにどのような努力をしたら良いでしょうか。

男性は、女性が満足するような愛の与え方をしなければなりません。

一点ずつの加点方式の女性には、日常の小さな幸せを与えていくことこそが大切です。

それは本当にささいなことで、

・今日もかわいいね。

・この料理おいしいね、また作ってよ。

・君が好きそうなお菓子があったかた買ってきたよ、一緒に食べよう。

など、日々の中のささやかな愛情が、女性の愛情タンクを満たしていきます。

一方女性は、男性がうまく愛を与えてくれるように、男性のプライドを常に満たしたあげる必要があります。

・あなたはいつもお仕事頑張っていて素敵。

・頼りがいがある。

・いつも楽しませてくれてありがとう。

・何かをしてくれた時は笑顔で喜ぶ。

お互いに、相手の採点方式を知り、それを生かして最大限に点数を稼げるようにすることで、

すれ違いを避けることができます。

是非、御参考になさってくださいね！

「交際」に対する男女の違い①